2016年2月29日月曜日

ラトビアで出会った面白いこと②

年齢の近いラトビア女子と話していた時のこと。


~何をもって元気づけるか~

Mei(以下M):最近元気のない知り合いがいてさ~。気分転換にコーヒーでも飲みに行こうよって誘ったんだけど、行きたくないって…

ラトビア女子(以下):えっ?ジョーダンでしょ?何、コーヒーって。ビールがいいに決まってんじゃん!あははははは!

M :えっ


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~犬に危険な食品~

M :こないだ鶏のスープを取ったんだけどね、

:あ、今度それやったら残った骨ちょーだい!犬にあげるから

M :でも、鶏だよ?危ないでしょ

:危ないって何?

M :日本では鶏の骨は刺さるから犬にあげちゃいけないんだよ

:なにそれ!

M :…玉ねぎは?

:あげるよ!

M :チョコレートは?

:たまにね!

M :…すごいね

ラ :なんで?犬なんて何でも食べるじゃん!腐ってても平気だし

M :えっ

:えっ


…なかなかワイルドです。





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2016年2月28日日曜日

土曜日のアンティーク(ガラクタ)マーケット



毎週土曜に、近所の広場でアンティーク市が開かれていると聞きつけ、行って来ました!

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冬の間、さびれてガランとした市場の奥の建物に入ると…


フリーマーケットのような雰囲気のアンティーク市がたっていました。出店数はスペースに対して半分ほどですが、案外お客さんで賑わっています。




完全なガラクタから、ヴィンテージ&アンティークまで。"自分の目で掘り出すのが楽しい系"マーケットです。お国柄、ソ連関連の物が沢山あります。特に、ソ連時代にラトビアで作られたガラス製品とリガ陶器工場の食器類。それに、コレクターも多いソ連のピンバッジが多く出品されていました。


同行してくれたラトビア人の友人によると、この縦の板はキャベツ漬けのための道具!白い木の枠に巨大なキャベツをはめて、板に取り付けられた刃でスライスするのだそうです。おもしろい。


ピンバッジは鳥に狙いを定めてかごの中から掘り出し、値段を聞くと3つで€2。ちょっと高いと思って飛行機をプラスして、"これで€2でいい?"と聞くとアッサリOK。それでもちょっと高かった気もしなくもない…


荒い作りで大量生産っぽいソ連のガラス皿(店番のお兄さんによるとクッキー入れ)は一枚50セント。


このおじさんはまだ何も買っていない私にヴィンテージの紅茶の空き缶を無料でプレゼントしてくれました(笑)
話し込んで仲良くなって、結局このお店で色々お買い物。

ラトビア語で左はメリークリスマス、右は新年おめでとうと書いてあるそう

銀のスプーンと、リガ陶器工場の新年のお皿。いくら?と聞いたら"ええと…全部で€4。これって高い?ねぇ、高い?"と聞いてきたので、"うん、高いね"と答えてみたら€3になりました。ゆるい!
他にも"僕の一番好きな女性の名前はマリーナなんだ。マリーナって名前の女性がいるとすぐ好きになっちゃう"とかどうでもいい事を聞かされました(笑)


そしてこのおじさんの店最大の掘り出し物がこれ。RPR(リガ陶器工場)のミニフィギュリンです!うさぎ、子熊に続きリスもゲット。リスはあまり出回らないレアものなんだとか。なかなかコレクションは順調、次は鹿かキツネに会えるといいな。


手が真っ黒になりました。
はぁ、楽しかった!





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2016年2月26日金曜日

こっそり毛糸が増えていた話

ふふふ・・・以前ご紹介したHobbyWoolにて、新たに毛糸を購入しておりました。


<ニットのお店・HobbyWoolで前回毛糸を選んだ話はこちら↓>

"シルクとメリノの白いミトン"
http://www.cerinilog.com/2016/01/blog-post_31.html


欲しいなぁと思っていたふわふわモヘアです!
1カセ50g120m、モヘア75%、ポリアミド(ナイロン)25%、真っ白でうさぎのようです。
これで何を編むかは未定なのに、カセの状態の可愛さに購入してしまいました。€3.5。


この毛足の長さと密度を見てください!


そして、この糸です。これは何かと言うと、


この壁にかかっていた手編みのショールの使用糸です。一緒に行った彼が珍しく「これなら編んで欲しい」と言ったので「ほほう!」と思って、100g€5.5を200g買いました。アラン模様や編みこみの方が編み手としては楽しいのですが、使いやすいのはやっぱり超シンプルなニットなのでしょうか。でしょうね。

アルパカ40%、メリノウール40%、ナイロン20%。柔らかく、撚りの殆どかかっていないロービングヤーンです。 モヘアもアルパカ糸も、イタリア製だそうです。


写真を撮りそこねて前回ご紹介できなかったHobbyWoolの入口付近は、このように手編みのニットウェアで埋め尽くされています。


写真を見返していて思ったのですが、天井から吊るされている傘!可愛いですね!!ちょっと行って実物を見てこなきゃ…まだ残っているといいけど。


お店のおじさんに勧められたのはこちらの太めリネン糸。さらっと羽織るカーディガンによさそう。ここら辺でリネンといえばやっぱりリトアニアかな?と思って聞いてみると、"最近またリトアニアのリネン工場が閉鎖されて、殆どもう中国製に取って代わられているよ。このお店の糸はほぼイタリア糸。販売元はスイスだったり別の国かもしれないけど、紡績はイタリアだよ"とのお話を聞くことができました。


そんな中出てきたのがこのアルパカ100%の糸。柔らかでヌメヌメな手触りです。これは何とラトビアのアルパカを100%使っています。"ラトビアには気候の問題でアルパカは多分5頭くらいしかいないから、これは超貴重なんだよ!"とおじさん。5頭~のくだりでいたずらっぽい顔をしていたので、その頭数が正確なのかは分かりませんがそのくらい貴重な毛糸ということです。
(その割にお値段は激安。1カセ€2.9)

残念ながら好みの色じゃなかったので購入には至らず。でも興味は大いに沸きました。



早速編みはじめ。パターンはAtelier Knitsさんが英文パターンを日本語に翻訳して無料で公開して下さっている"Boneyard Shawl"です。作り目はたったの5目。そこから増し目でどんどん大きくしていきます。簡単で楽しいパターンなので、気になる方はぜひ。(編み図はなく、文章で説明されているパターンです。)



↑Ravelryでも沢山の人が編んでいます!






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2016年2月25日木曜日

ラトビア人に道を尋ねてみた


お友達の家から帰る時、初めての道だったので念のため、近くで信号待ちをしていた人に聞いておこうと思い話しかけてみました。30代後半くらいの背の高い女性でした。ロシア語で話しかけたのですが、彼女はロシア語が話せないラトビア人で、非常にたどたどしい英語で一生懸命助けようとしてくれたのです。

Mei(以下M):○○大通りはこの道で合っていますか?
ラトビア人女性(以下):そう、このまっすぐな道。ちょっと待って、どこに行きたいの?

M:道の名前が聞きたかっただけなので、大丈夫です。ありがとう。
:恥ずかしがらなくていいから、言ってみなさい!

M:(道の名前を確認したかっただけなんだけどな…適当に言うか…)Laimaチョコレートです!
:でもね、Laimaのチョコはリガの街中どこでも買えるのよ。

M:いえ、Laimaのチョコレート工場です!
:工場ね?でも、クローズ時間が近づいているんじゃない?(携帯を取り出し営業時間を調べ始める)…あと40分しかないわよ!

:この通りを真っ直ぐ行くんだけど、Laima工場はしばらく行ったあと曲がらなきゃいけないの…何て説明したらいいんだろう…ええと…ええと…(英語につまる)
M:大丈夫です!近くに行ったら分かります!
:いや、心配よ。40分しかないの。道の向こう側に渡って3番か4番のトラムに乗って行けばいいわ。(トラムの時刻表を携帯で調べ始める)
M:(今さらチョコレート工場に行くわけじゃないなんて言えない…)

~無言の時間帯~

:ああもう、英語じゃ道順の説明なんてできない!あなた、携帯持ってる?
M:持ってます。

:じゃあ今から言う通りの名前を打ち込んで。その画面をトラムの中で誰かに見せたら降りる場所を教えてくれるから。これで大丈夫ね?私、急いでるの。じゃあね!
M:…パ、パルディエス!

このやり取りになんと10分。ずいぶん長い時間道端で話していたようです。
非常におせっかいで、"いいのに…しかも急いでたんかい!"と戸惑ったのですが、何とか私を営業時間内に工場へ!と奮闘してくれる心意気にとても感動しました。またひとつ、ラトビアの人の優しさに触れることができました。
もちろん人間なので、良いひともいれば悪いひともいる。ラトビア人は優しい、と一括りにする事はできないと思いますが、リガでまだ嫌な思いをしたことはありません。(スリ事件は除く…)




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2016年2月23日火曜日

大混雑のベーカリー "Mārtiņa Beķereja"

ショーウインドーで目を引いた小さなベリーのタルト

たまたま見つけてふらっと入ったパン屋さんの紹介です。



大通りを散歩していたら目に入った"Mārtiņa Beķereja"の文字。Beķerejaってベーカリーかな、とこのくらいの勘は働くようになってきました。マルティンスさんのベーカリー、という意味だと思います。中を覗くと、店内でキティちゃんの傘をさす女の子が(笑)分かる。お気に入りの傘っていつもさしていたかったですよね!小さい頃。

ちょこっと何か食べたいな、と思って入店しました。



オレンジの制服を着たおばちゃんたちがどんどん注文をさばいていきます。レジの後ろにずらっと並んだラトビアパンと、大きいふたつのショーケースに入ったケーキは見ているとわくわくします。

ショーケース右上にくるみ型のお菓子riekstiņiが!
この大きな量りは町の至る所で見かけます。というのも、ラトビアでは野菜や肉・魚はもちろん、パンも"キロあたりいくら"という売り方をしているのです。(パンなどは一ついくら、という所もありますが)自分でこれは○○グラムくらいだから、大体値段はこのくらいかな、とあたりをつけて商品をレジに持っていっても、大抵外れます…経験が必要。



開放的な店内。レジの真上がロフトになっています。入口が見渡せる席に座りました。

半分食べたところで気づいて写真を撮りました…
持つとずっしり思いレーズンパンには、レーズンが限界値まで練りこまれています。強いシナモンの香り。お茶はハーブティ大国ラトビアのカフェにしては珍しくそこら辺で売っているようなティーバッグですが、パンと合わせて何とお値段€1.2です!
特別美味しいわけでもなく、至って普通。でもバリエーションが豊富で安価なパンは毎日食べられる条件を満たしています。だからでしょうか、ひっきりなしにお客さんが入ってくるのです。入口は大混雑。




どんどん増えるお客さん!大行列になりました。このお店はお持ち帰り用の可愛い紙箱も各サイズ格安で取り揃えています。

満席の中、 聴こえてくるのは殆どがラトビア語。首都リガに暮らすロシア人の割合はとても多いので、ラトビア語ばかりというのは結構珍しいかもしれません。(私がいた時がたまたまだったのだと思いますが。)沢山の人と知らない言語に包まれながらお茶をしていると、心地よい孤独を感じる事ができました。淋しくない孤独といいますか、独特の感覚です。

次は絶対これが食べたい!
あと、特筆したいのがラトビアでカフェに入ると皆当たり前のようにおしゃべりを楽しんでいること!日本のように複数人でいても全員ケータイをいじっている、そんな光景は見かけません。おひとり様のお兄さんも、真剣に目の前のケーキに向き合っています。これはいいなぁ。

"ケーキのご予約受け賜ります"というミニチラシ。
営業時間は平日7:30-20:00(休日は変わります)。働くリガの人々にやさしい、地元のベーカリーカフェでした。また行こう。


Mārtiņa Beķereja
http://www.bekereja.lv/lv/

Brivibas iela 80, Rīga, LV-1050
5店舗展開しているようです。私が行ったのはここ↑




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ラトビアで出会ったちょっと面白いこと①

毎日のちょっと面白いこと、その①。



珍しく晴れた日に横断歩道を渡っていたら、犬の足あとがアスファルトにくっきり!わー!と思って一度渡り切った横断歩道が再び青に変わるのを待ち、戻ってしゃがんで撮影しました。周りには完全に変な人だと思われました。



先日作った杏仁豆腐が大変お気に召したラトビア人の友達から、"レシピを!はよ!"と言われて口頭伝授。スラスラーっと紙に書かれていくラトビア語の走り書きはとってもきれいでした。夏の暑い日に沢山の友人をもてなす時に出したい!あの喉越しは絶対受ける!んだそうです。


同じ友達から、精米機の画像を見せられて"これは何?"と。…説明できない…最終的に上の図で分かってもらえました。稲→米(茶色)→米(白)。笑


バルト三国のチェーンスーパーRimi。エストニアのRimiでワインの中からチェブラーシカがこんにちは♡誰かのイタズラですね!そういえば、ラトビアではまだチェブラーシカを一度も見ていません。


ラトビアのチョコレート会社、Laimaが出しているヘーゼルナッツクリーム。パンにたっぷり塗って食べています。何よりパッケージが可愛い。


 市場で出会った衝撃的風景。でも周りのお店も皆こんな感じなので、3秒で慣れます。


中央市場のお魚パビリオンでは毎回不思議な光景にぶつかります。これでもかと容器に突き立てられ、直立するしかない干物たち。何かを訴えているようです。

お肉のコーナーには中島みゆき似のお気に入りのお姉さんがいます。声は山瀬まみを高くした感じです(笑)いつか写真を撮らせてもらおうとマメに通い、チャンスを狙っています!




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