2017年2月26日日曜日

マラブリゴレースで【すずらんのショール】☆2 編めました!!!


すずらんポコポコ並んだ様子は文句なく可愛いです。

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マラブリゴのレースで編んでいたすずらんのショール。

完成です♡


薄手だけどふわふわな、春にぴったりの1枚になりました。


柔らかいのでドレープもきれいに出ています。糸とパターンがきれいにかみ合って大満足のショールです。マラブリゴレースを2かせ、計90gしか使っていません!薄い、軽い。


編みあがりはこのように、くしゃくしゃな状態。


ラトビアのHobby Woolでおすすめされたウールにもリネンにも最適というドイツの?洗剤を使って…


ぬるま湯に2時間浸したあと押し洗い。結構色落ちしました。
この洗剤、すごくいい匂い&ふわふわに仕上がって感動!リネンも洗ってみたいです。


大きいのでベランダでお楽しみのブロッキング!
ぐいぐい引っ張らず形を整える程度に広げましたが、結構サイズは変わりましたよ~。

ブロッキング前:130cm×40cm
ブロッキング後:164cm×78cm


さて、「難しい!」と話題のDパート。ほんとに、難しかったです…
編み図がややこしくて、これを追って編むのは無理!と判断し、Dパートだけ英文パターンに書き換えました。

編み図は途中で省略されているので怯みますが、チャートには規則性があります。
ポイントは、

1)  8段ひと模様だけど80-87段目は変則的なので88段目-95段目の8段をひと模様として繰り返す

2) 模様の4段目でマーカーがずれるけれどそれで合ってる。入れなおして編む。(三目一度をマーカーを超えて編むのでずれる)

(※139段目からは編み図に戻りましたが、編み図が4段ずれている気が…)

とにかく模様がややこしいので正確に英文パターンに直すのは大変でした。書いて、編んで、訂正して…数時間かかりましたが、これさえできてしまえば後は英文の呪文を唱えながら編むだけ。編み図を一度も見ずに139段目にたどり着けました。(ライフラインまで戻る事もなく!)

すごく楽しく編めたので、今すぐもう1枚編みたいくらいです。ゴットランドウールで編みかけたやつ、ほどいて編みなおそうかな…


肩に羽織るとこんな感じ。三角の頂点はおしりが隠れるくらい大判のショールです。
いま、お家の中が寒いのでロシア人のプラトークみたいに頭にぐるっと巻いて使っています。笑
あったかいです。

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すずらんのショール/三國万里子

使用糸: マラブリゴレース Polar Morn 90g
使用針: KnitPro Symphony Wood JPN#8




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2017年2月20日月曜日

マラブリゴレースで【すずらんのショール】☆1 ライフラインについて。


マラブリゴのレース糸。色は"Polar Morn"、極地の朝。 ブルー、紫、グレー…色んな色が朝もやのように混じっています。

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ゴットランドの毛糸で編んでいたすずらんのショール。順調に進んでいたはずだったのに…


間違い発見!しかもたくさん!!真ん中の格子状のレース模様なので、目立つ目立つ…
「今回の目標は、ごまかさないで編むことです(ドヤァ)」とか言っていたのに!ごまかすどころか、こんなに進むまで気づきませんでした。

短めの輪針で編んでいるので、針にかかった編み地はくしゃくしゃ。時々広げて確認するべきでした!【編み地は時々振り返ること。】今回の教訓です…

部分修正する自信は無いので、悲しみに暮れつつ一旦封印し、ウルグアイの毛糸・マラブリゴで一から編み始めました。


すずらんパート終了地点まで。大きいので床に広げてみました。


ポコポコ連なるすずらんが可愛いですっ!今回は本の通り、「表-裏-表-...」の7目編みだしを裏から7目一度で玉にする編み方です。

このショールは掛け目が沢山入ったレース模様の連続。間違えて戻ったり、目を落とすととにかくリカバリーがきついので、次のチャートに進む前にライフラインを入れる事にしました。


Knitproの針に開いている穴に細いレース糸を通し、 そのまま一段編み図通りに編みます。


このように編み地にレース糸が一本通るので、この先で間違えたらこの糸まで簡単にほどいて戻る事ができます。

ここからは一番難しいと評判のDパートです。編み図を英文パターンに書き換えて進むことにしました。完成したショールを巻くのを楽しみに、頑張ります!





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2017年2月12日日曜日

毛糸だまNo.173はラトビアの伝統模様特集♪♪


ラトビア好きの皆さま、買いましたかっ??✨✨

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年4回発行の編みもの雑誌「毛糸だま」。今月発売された春号(Vol.173)は巻頭特集が”ラトビア 奥深き伝統模様”。ラトビアのミトン日本語版の出版を記念して組まれたこの特集は在日本ラトビア大使館が全面バックアップ!

そのため、なぜラトビアでは昔からミトンが特別な存在であったのかを知る事ができるコラムも掲載されていて読みごたえがあります。



今回紹介されているのはラトビアの伝統的なミトンではありません。伝統柄を現代にアレンジしたウェアやショールなど、素敵なデザインがたくさんです!使用糸も手に入りにくいラトビアのウールだけではなく、パピーのシェットランドやニュー4ply、リッチモアのパーセントなど定番糸が使われているのですぐに編み始められますよー!!


この男性のベスト。私の大好きなミトンの柄を使っています。この柄、特に好きなんです。脇と襟には矢羽根模様!凝ってる~♡編んでみたいです。


これは私の持っているミトン。ラトビアの伝統模様はミトンのような小さな世界にきっちり収まっている点が個人的に魅力的なのですが、大胆にベストに変身しても素敵ですね☆


おおー!と思ったのが「しらみ柄」のミトン。6月に行われる森の民芸市で編み手のおばあちゃんから買ったミトンとそっくりなものが載っていました。


ラトビアの伝統柄ミトンと比べて大分ぶ厚い仕上がりです。


なぜなら、裏側はこんなもこもこのループがびっしり!現代のミトンは防寒性にも優れているのです。この裏モコループの編み方も今回の毛糸だまに載っています。嬉しいです!


ラトビアの伝統柄は緻密で、数学的で、でも自然をモチーフにした色柄にはあたたかみを感じます。

世界最古のミトンが発見された国ラトビアでは、人生の様々な場面でミトンが儀式的に用いられてきました。現代ではもうミトンの魔法の効力は弱まってきてしまったかもしれません。でも、私も遠くて小さな国・ラトビアのミトンを編み続けたいなと思っています。ラトビアのミトン、もっと知りたい。

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今回の号には載っていないラトビアの伝統ミトンを編んでみたい方は2014年のVol.161がおすすめです!



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2017年2月5日日曜日

ラトビアのおばあちゃん達と編む


ラトビアのミトン用の糸はカラーバリエーションが魅力です。

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リガで過ごした冬、ラトビアのおばあちゃん達に混じって編み物サークルに通いました。


図書館の一室で隔週1回行われているサークル。図書館司書の方が先生になって教えてくれ、編みたい人は誰でも歓迎です。ただし、ラトビア語とロシア語しか通じません。説明も編み図もその二か国語です。


初めて参加した時は少し遅れて到着したのですごく緊張しました!古いビルに入っている図書館の入口がそもそも見つけにくくて、更に受付で「編み会に参加したいのですが…」と説明し、ようやくたどり着くとおばあちゃん達が無言でひたすら編んでいるのです。

もっと和気あいあいしてるのかと思ったー!とひるみましたが、とりあえず着席。


先生が巡回しながら一人ひとり教えてくれるので、私も道具を出してじっと自分の順番を待ちます。ソ連時代の影響か、ラトビア人は驚くほど忍耐強く順番を待ちます。市場でもどこでも、日本なら待つのに耐えられずクレームが出そうな状況でも、静かに待つのです。


クリスマスが近かったある日のお題はかぎ針編みの天使でした!糸は持参しても良いし、教室に誰かが寄付したものを使ってもOK。2回目からは私は自分で持って行っていました。

天使ちゃんはロシアの編み図で、 表記は日本の編み図と似ているので勘で何となく編めます。分からないところは先生に質問して教えてもらうのですが、私はロシア語の編み物用語は網羅していなかったので言葉での説明が全然分かりませんでした。笑
隣のおばあちゃんに手元を見せてもらって何とか進めます。


誰でも参加できるサークルですが若い人はいなくて。年金生活のおばあちゃんが殆どです。ただ、さすがラトビアのおばあちゃん。恐ろしく手つきが速い!そして、できる限り細い糸で頑張っています。80代の女性が極細レース糸を編む様は壮観です。


完成した私の天使です♡

最初はお互い人見知りしていたけど、何度か顔を見せるうちに馴染んできてロシア語で沢山しゃべりました。参加者の殆どはラトビア人のようで、主な会話はラトビア語です。私のためにロシア語を使ってくれたみたいです。

「編みもの歴は何年?」「誰に教わったの?」など、話す内容は編み物のこと。2時間弱の編み会ですが、毎回すごく楽しかったです。
(独学です、youtubeに教わりました、と答えたら"まー!若い人は違うわねー!"と驚いていて可愛かったです…笑)

「夏はこのサークルはお休みだから、また秋に来なさい!」と言ってくれました。本当に、また参加したいです!!!



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