2017年11月9日木曜日

お店を始めました!


お久しぶりです!
こんなに長い間更新できなかったブログに多数アクセス頂き、ありがとうございます。
日本に帰国した後、場所を探し、準備を進め、この度神奈川県大船駅から徒歩10分のところにイタリアンレストランを構えました。


お店の名前は"Pecorella"(ペコレッラ)、イタリア語でこひつじという意味です。


そして、レストラン内に小さなスペースをもらい…
北欧の雑貨と編みものを扱う店"Pienene"(ピエネネ)を併設しました!


自分で左官した白い壁に、念願のミトンウォールも♡♡♡

日本ではまだまだ、沢山のラトビアミトンを手にとって選んで買えるお店は少ないので、ぜひお近くの方はお立ち寄りください。
ラトビアの毛糸も各色揃えています。

とっても美味しいレストランなので、心からおすすめします!
自分たちで手がけた内装はお洒落で落ち着く空間です。
ホームページはこちら↓↓

Cafe & Restaurant Pecorella
http://pecorella.ciao.jp

神奈川県横浜市栄区笠間3-6-8
Tel: 045-435-5566

ニットカフェや編み物教室、ワークショップの準備も進めています。
またお知らせします!では!

Mei



2017年7月29日土曜日

ラトビアで入院した時の話


針葉樹の林の中にある病院に隔離されました。

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久しぶりに風邪をひきました。

うー、だるい、とベッドの中でまどろんでいて、ふとラトビアで病院送りになった時の事を思い出しました。なかなかラトビアで入院した人も珍しいのではないかなーと記事にしてみます。

2016年1月にリガに越してから、私は毎日飛ばしていました!

氷の祭典を見に行ったり、タリン&ヘルシンキ旅行に出かけ、酷寒のガラクタ市を冷やかし、リトアニアの民芸市でアドレナリン大放出。

極め付けは聴講者として参加したラトビア大学の弁論大会。
生徒が密集する中で若者の熱い日本語スピーチを聞いて帰った夜に熱が40度まで上がっていました。

ガタガタ震えがきて頭がいたい。超つらい。

翌朝自力で病院に行くと、救急車に乗せられ…


着いたのはリガの北にある感染病の病院。
問答無用で脱がされ、レントゲンを撮られ、そのまま病棟に入れられてしまいました!!


私がお世話になったのは8号室。女性が全部で5人。

部屋からも廊下からもからゲホゲホ聞こえる恐ろしい空間…

お医者さんからは「毎日3リットルの水を飲んでウイルスを排出しなさい」「1日3回換気して空気をきれいにしなさい」と言われ、実際同室の皆はベッドサイドに1リットルの水ボトルを3本並べて飲みまくっていました。

外はマイナス10度なのに、換気も真面目に実践。


驚いたのが、食事です。
スープ、パスタ、にんじんサラダ、黒&白パン。これはまだいい。


カーシャ(甘くミルクで煮たお米)、分厚いサラミ、黒&白パン、バター


重湯みたいなどろっとしたの、ゆでたまご、黒&白パン、バター


バター

この厚み…2cm×3cm。みんなぺろっと食べていました。嘘でしょ…。

私は毎食3口くらいしか食べられず。おかゆと梅干しが食べたいよおおぉ


支給されたパジャマ。大きい(笑)これで子供用です。
いろんな人が笑ってくれました。

1日に1度レントゲンを撮る時は入院中の男女が毛布一枚をパジャマの上にまとってぞろぞろ外に出ます。レントゲン室は離れた建物にあるのです。
本気で寒かったです。そして、レントゲンって毎日撮っても良いものなんだろうか…

ここはまるで、椎名誠のエッセイで読んだソ連のサナトリウムのよう!!


3泊4日で熱が下がり、タミフルの処方箋をもらって解放されました。

診断結果はインフルA型。40度の熱が4日間続くという今まで罹患したインフルエンザで一番つらかったです。
問診はラトビア語かロシア語なので、ロシア語を選択してゆっくり説明してもらいました。言葉が通じなかったら本当に心細かっただろうと思います。
→いえ、言葉がなんとか通じてもやっぱり心細かったです。

お会計は、無料。
逆に不安になって何度も問い合わせましたが、結局【指定感染症の病人は無料】だそうです。(たぶん。そう理解しましたが、絶対とは言えません。)

同室に、「私は毎年入院してるわよー!」というツワモノのおばちゃんがいました。笑

心底つらかったし、泣きそうだったけど、今思えばかなり貴重な体験でした。

もう二度とごめんです!

…ただ、高熱の体に流れ込むひんやりとした点滴の気持ち良さは忘れられません。笑



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2017年7月10日月曜日

お友達に。ベビー服 【Clean+Simple Baby Dress】編みました



真夏に出産のお友達に、ベビードレスを編みました♡

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「真夏に毛糸って暑苦しいよね…」とか、

「手編みのものって断れないし重いかな…」とか、

色々考えたのですが。私にできる一番得意な事が編み物なので、恐れずに編みました。笑


NYの超オシャレ手芸店、Purl Sohoのフリーパターン"Clean+Simple Baby Dress" です。


チクチクしない、お洗濯がしやすい、天然素材、色が可愛い…という条件を満たしてくれたMadelinetosh Tosh DK 1かせの出番です。色はAfternoon。


11目作り目して、片方の肩から編み下がり、トップダウンで進みます。上身頃は"Linen Stitch"という編み方で、まるで織物のようにきっちりした編み地ができました。
 (みっちりしているので赤ちゃんにはちょっと重いかも、という懸念もあり。)

指示に従って編むと、自然に後ろ身頃にボタン開きとボタンホールが出現!




ボタン箱からバラのボタンを選びました♪
確か、日暮里繊維街で見つけたものです。


後ろ姿はこんな感じです。


リネンステッチで糸を結構消費したので、足りない!と思い手持ちの白い糸で編みこみを入れました。
裾はせっかく女の子なので可愛くピコットフリルに♡
メリヤス→掛け目&二目一度の繰り返し→メリヤス→裏に折り返して手まつり、でこのようになります。

袖と襟まわりは、指示通り棒張りで拾って処理しました。
「かぎ針でやっても同じで、早くできるのでは?」と思って試したのですが、かぎ針だと編み地からエジングがすこーし離れて間延びした感じに…。

ちょっとの差が結構大きい。


とっても喜んでくれて、良かった!!

赤ちゃんのものは編んでいて幸せな気分になります。






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2017年6月23日金曜日

リガで可愛い写真が撮れるおすすめスポット⭐︎


せっかくラトビア旅行に行くなら、可愛い写真が撮りたい!ですよね^^
バリバリな観光地だけじゃなくて、街なかにあるちょっと可愛いスポットをましかく写真と共にご紹介します!

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【旧市街】

リガの旧市街は古い街並みと褪せた色合いが素敵。世界遺産にも登録されています。


"Hobby Wool"というニット専門店は排水管を編み込み模様で編み包んだり、可愛い仕掛けがたくさん!Rigo(リーゴ)という夏至祭の時期には樫の葉が飾られて抜群に良い雰囲気です。運がよければ木馬も外に出ています⭐︎


聖ペテロ教会の敷地内にはブレーメンの音楽隊の銅像があります。
ブレーメンとリガは姉妹都市で、「この像に触れると幸運が」と言われているのでみんなが触る動物の鼻は金色に光っています!




正面から見るとちょっと怖い顔をしていますが、横から撮るとおまぬけで可愛い。


どこを切り取っても絵になる旧市街。中でも"1221"というレストランは地元の人にも撮影スポットとして人気です!


結婚式の集合写真。おしゃれ♡


旧市街の小道に、アイアンの扉と猿&女性の絵があります。これは"Princess with a Monkey"という1913年に描かれた絵のコピーを貼ったもの。原画はラトビア国立美術館にあります。


ここがとても好きで、色々な写真を撮りました⭐︎ぜひ路地を歩いて探してみてください。

【アールヌーヴォー建築】

旧市街をでてアールヌーヴォー建築エリアへ。
アールヌーヴォー建築(ユーゲンシュティール建築)は世界遺産の一部分を構成しています。


アールヌーヴォー博物館の向かいにあるこのお店ではお洒落なデザインのグッズが沢山販売されています。お店のエントランスがすごく絵になっておすすめです!


数ある個性的な建築群の中で一番気に入っているのがこれ。ガンダムに出てきそう!面白いレリーフが本当に沢山あるので、楽しい写真が撮れます。

【新市街】


新市街エリアでおすすめは、チョコレート工場"LAIMA"です。
工場前には大きな壁画があって、ここは雑誌の撮影などにも使われたりしています。


工場見学をするなら、写真ブースもあります。可愛い背景で写真取り放題。

【その他】


ドレスアップしてラトビア国立オペラ座で記念撮影もすてき。
チケットの一番安い天井桟敷は目の前にどーーんとシャンデリアが見えるので実はおすすめの場所です。


"Dailes Teatris"という劇場のそばにはおじさんがいます。(このお方が誰なのかは分かりません…)
日本の傘地蔵のように、季節によって市民に衣替えされるおじさん。フォトジェニックです。笑



リガの街にはすごく雰囲気が良い古い扉や窓があるので、それらも味のある撮影スポットです⭐︎




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2017年6月11日日曜日

【お知らせ】 ブログタイトルを変更しました!


お知らせです!

ラトビアの編みものと雑貨を扱う小さなお店Pienene(ピエネネ)は実店舗オープンに向けて準備に入りました。(実店舗、といってもカフェレストランのほんの一角を間借りする形です)

この機会に、【Ceriņi Lifelog ラトビアブログ】 は【Pienene】へとブログタイトルを変更する事になりました。

Ceriņiはラトビア語でライラック、という意味でしたがPieneneはたんぽぽです。花つながりです。写真の黄色いミトンを編みあげてから、ラトビアの編みものと雑貨を扱いたいという決意が芽生えました。

お店は9月の頭オープンの予定です。今まで通りラトビア生活のお話も書いていきますのでぜひこれからもご愛読よろしくお願い致します☆

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instagramアカウント作りました↓↓↓

@pienene.knit





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2017年5月18日木曜日

ラトビア旅行では何語が通じるの?



このブログにはラトビア旅行へ出かけられる方から時折メッセージが来ます。
嬉しいです(^v^)
その中でも質問が多いのが、

「何語が通じる?辞書は必要?」

私はロシア語で日常生活を送っていたので、ロシア語を話す者の視点からお話します。


ラトビアの公用語はラトビア語で、法律により公共の場(看板、メニューなど)の表記はラトビア語を使う事が定められています。しかし首都リガにはロシア系ラトビア人がとても多く、街を歩いていて聴こえるのはロシア語の方が多かったかもしれません。

「ラトビア人はソ連時代のつらい思い出を持っているからロシア語は使いたがらない」と思われているかもしれませんが、案外そんな事はありません。文化や風習、信仰は別として、言語はツールだと割り切って日常生活で必要ならば話す人が多い感じです。

(脱線しますが1995年頃エストニアのタリンに行った時はロシア語を話すと嫌な顔をされたのを子供ながらに感じました。※昨年訪れた際はそのような事はありませんでしたが。また、リトアニアのビリニュスはタリンとリガに比べてロシア語話者がぐっと少ない印象です)


ラトビアでロシア語を明確に拒絶されたのは一度。森の民芸市で賢者風双子のおじいさんに「ノーロシアン!」 と言われ、英語に切り替えたらにこやかに対応してくれました。

そんな事があってからは、どこでもまずラトビア語で挨拶をしてから「ロシア語で話して良いですか?」とひとことお願いする習慣ができました。


ラトビア系ラトビア人の若者はロシア語を話せない人も結構います。
話せないけれど理解はしてくれるので、こちらはロシア語、相手は英語のミックス会話の場合も。

意外な事に(?)旧市街など中心部では日常会話程度の英語が通じることが多いです。特に若者は良い仕事を得るためにも英語は必須なので、バー等で外国人の友人を作って英語のブラッシュアップをしたり。ラトビア語、ロシア語、英語、さらにドイツ語など+α話せる人も珍しくなく、ラトビア人の言語能力には驚かされました。



冒頭に戻りますが、ラトビア旅行をするなら【紙の辞書よりスマホのgoogle翻訳】が便利かもしれません。google翻訳アプリには「オフライン」という機能があり、インターネットがつながっていない状態で辞書が使えます。
「これは何だろ?」と思うラトビア語をカメラ撮影すれば文字を読みとって翻訳してくれる機能も♡オフラインで使うために、事前にwifi環境下で必要言語(日本語、ラトビア語など)をダウンロードしておけばOKです。



辞書は紙!派の方には現地の古本屋さんをオススメします。
いつもある訳じゃないけれど、遭遇率が高いのがソ連時代に出版されていたラトビア語-英語の手のひらサイズの辞書。私の持っているのは1966年発行のものです。見つかればラッキー、と思って探してみて下さい。


旅に出るまえに覚えておいて欲しいラトビア語はふたつ。
こんにちは、と ありがとう、です。

こんにちは:Labdien(ラブディエン)と言ってお店に入ると良い感じ。
ありがとう:Paldies(パルディエス)と言って相手の目を見ればコミュニケーション成立です。

良い旅を☆


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