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2016年8月19日金曜日

ルンダーレ宮殿で見つけた可愛いもの報告♡


ルンダーレ宮殿は、可愛いもの好きにはたまらないポイントがいっぱい!
カフェのビスケットはまるくて大きくてお砂糖がかかっていました。

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<壁編>


くだものモチーフの赤いテキスタイルの壁。紙ではなく、布が貼られています!


「バラの間」の壁は一面ピンク色の人工大理石。その上のバラの花とツルのレリーフが立体的で素敵~!


何となく東洋の雰囲気も混じった刺しゅうの壁紙。ルンダーレ宮殿の調度品の中には、当時流行だった日本や中国から来たものや、インスピレーションを受けたものがいくつもありました。

<天井&床編>


「白の間」の天井が美しい!必見です。白の間は主に舞踏会に使われたと言われ、この白い部屋は女性のドレスをより美しく引き立てました。くるくる回るお姫様たちが目に見えるよう。


色ではなく、陰影で勝負した天井の彫刻。


「黄金の間」の天井画。バロン公の即位の式典が行われた広間です。天使たちが皆ムッチムチで可愛いです。


これ!今回一番気に入ったのがこの天井の謎の太陽です。放射線状に伸びた美しい光の表現と、死んだ目をした太陽の顔。シュール…!!


床は私の大好きな組み木です。ヨーロッパの組み木の床が好きすぎて、つい「床コレクション写真」を撮ってしまいます。ヘリンボーン柄に組んである床が一番好み。


貴族のテーブルはどの国で見ても素敵なもので溢れています。ここで一生懸命「もっと右!」「目つぶっちゃったからもう一枚!」と指示を飛ばしながらキメキメ写真を撮ってもらっていたおばあちゃんが可愛かった。


ビロン公のお仕事机の鍵穴に注目!お花やライオンがあしらわれていて細かい細工。左右の鍵穴の大きさがあまりに違うところはご愛敬です♡



クールランド公夫人のブドゥアール。どの部屋のベッドも西洋人の体格を考えると何だか小さい気がします… 天井の彫刻がこってり。


宮殿のカフェは安くて素朴で可愛くて、おすすめです。日本のスイーツは宝石のように美しくて美味しいけど、こういう歴史的な建物には昔から作られてきたその土地のお菓子が似合う気がしました。
 

宮殿を一歩でると、お土産屋さん通りがあります!リネン、琥珀、マグネットなど定番のお土産が並ぶ中で目を引いたのが木製の子供のおもちゃ。ちゃんと面取りしてあって優しい丸みと何とも言えない表情の鳥。あぁ。買ってくれば良かった!



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2016年8月9日火曜日

<バルトのヴェルサイユ>ルンダーレ宮殿へ小旅行☆



お天気の週末、これはチャンス!と小旅行してきました。

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「バルトのヴェルサイユ」と呼ばれるルンダーレ宮殿は、リガからバスで約1時間~1時間半のバウスカという町の近くにあります。 バロック様式の豪華な宮殿と、南側に広がるフランス庭園で知られています。


リガのバスターミナルで切符を買って、大型バス(フリーWiFi付き!)でバウスカへ。バウスカからルンダーレへは地元の人しか乗らないようなボロボロのミニバスです。


バウスカに着いてすぐに窓口へ走って「ルンダーレ(Rundāles Pils)行きは何時ですかああぁ!」と聞くと、1時間後との事でバス停近くのホテルで昼食を取りました。めちゃ安でボリュームたっぷりで美味しかった!!

ルンダーレ行きのバスは7番線から数時間に1本しか出ていないので、逃すわけにはいきません。地元の人に混じって運転手さんから切符を買い(85セント、小銭が無いとおつりをもらえません)おんぼろバスに乗りました。乗車時、運転手さんに「ルンダーレ宮殿で降ろして!」とアピールしておく必要があります。このバスには降車案内のアナウンスがありません。停留所以外のところにも停まるので、今自分がどこにいるか分からないのです。


ボロボロのバスでおじいちゃんに「おっ、ルンダーレ行くんか!」と絡まれながら何にもない田舎道を走り、ルンダーレ宮殿に近い駐車場へ。結局運転手さんは私にルンダーレだよ、とアナウンスするのを忘れていたので周りのお客さんたちが「ここ、ここだよ!」と教えてくれました(笑)


目の前にどーんと広がる黄色と白の建物。これがルンダーレ宮殿です!設計は、あのサンクトペテルブルグの「冬宮」(現エルミタージュ美術館)を作ったイタリア人建築家ラストゥレリ。2階建てで、138の部屋があります。外観だけ見ると「ふーん?あんまりすごそうじゃないかも…」と思うのですが、中は豪華絢爛で見応えあります!


カッサのある部屋の絨毯が素敵♡ルンダーレ宮殿は見たい箇所によって値段が異なり、色々ややこしいのです。「長いルート」と「短いルート」があり、特別展示や庭園などそれぞれ料金がかかるので、「長いルート+庭園」の共通券(9ユーロ)と写真撮影代(2ユーロ)を支払いました。


ルンダーレ宮殿は、貧しい貴族出身ながらロシア女帝のアンナの寵愛を受け、クールランド大公に上り詰めたビロン公の夏の宮殿です。何と建設中にアンナが死亡し、ビロン公はシベリア流刑の憂き目に合う事件も起きました。




どの部屋にも、隅っこにペチカがあります。白と青のタイルに覆われた縦長のものがペチカ。ロシア式暖房器具で、ボイラー室(?)で薪を使って火をおこし、その熱を各部屋に送り込む仕組みのようです。


豪華な天井画は2人のイタリア人画家が、装飾品はドイツ人彫刻家が担当していました。床から天井まで見応えあるので、首が痛くなるかも!部屋の調度品についての説明書きは各部屋の窓際にラミネートしたA4用紙で置いてあります。(ラトビア語、ロシア語、英語)


「長いルート」を選択すると見る事ができる「公夫人のトイレ」。夫人の部屋の奥の隠し部屋だったので、今でも部屋の奥を覗き見るような見学スタイルです。こんな広いトイレ、落ち着かない!ちゃんとビデもありましたよ~。



庭園はバラ園となっていて、7月半ばにちょうど見ごろを迎えます。フランス式庭園では噴水が上がり、子供たちの格好の遊び場に。写真を撮るカップルも沢山!ラトビア人は写真好き。モデルばりのポージングで堂々と撮られる姿は羨ましさすら感じる…私は写真は気恥ずかしくてすぐに変顔をしちゃいます。


外ではラズベリーが外国人観光客に飛ぶように売れていました。


ルンダーレ宮殿へのプチトリップ、おすすめです。
宮殿内の可愛い装飾品はまた別記事で!ルンダーレ宮殿の聖書をモチーフにしたタイル張りの部屋の記事はこちらです☆





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2016年6月14日火曜日

フィッシャーマンと自転車の町 Saulkrasti



自転車ミュージアムに飾ってあったポストカード。キモ可愛い・・・笑

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Saulkrasti(サウルクラスティ)はリガ北東の海沿いの町です。帝政ロシアのエカテリーナ2世がこの地に植樹した菩提樹と波の穏やかな海がきれいな所で、フィッシャーマンたちが魚の燻製や干物を作って暮らしています。


中央市場でバケツに突き刺さっているコレです。スープに入れたりするのかな?と思って聞いてみたら、そのままむしって食べるそうです。



この町で有名なのが自転車博物館!東ヨーロッパ最大のコレクション量を誇るこのミュージアムの展示アイテムは800点以上。(HPより)
古い古い木製の自転車がありました。ゴムのタイヤはまだ無かったのか、木で作られたタイヤの周りには鉄が打ち付けられていました。


真ん中の背の低い自転車は、"Fuji"という日本から来た自転車です。1936年のもので、ラトビアの船乗りが日本に立ち寄った際に自分の娘へお土産に買ってきた、と説明を受けました。ちょっと感慨深いです。


1900年の自転車のライトは何とろうそく!!!ちゃんと空気穴が上部に設けられています。
昔ラトビアにはいくつも自転車工房があったそうです。高い技術を持っていましたが、職人による手作りの自転車は工房につき年間10~数十台しか生産できなかったとか。超高級品ですね。

小さいミュージアムですが、各地から訪れる自転車ファンは決して少なくないそう。ラトビア語、ロシア語、英語でのガイド対応です。



この日はラトビアの海開きの日で、海の町Saulkrastiでは露店が出て小さいフェスティバルが開催されていました。路上で無料の機織り体験をしていて、小さい子供はこうやって民芸に気軽に親しめる環境があります。
ミトン屋さんがあったので話を聞いてみると、編み手のお母さんの個人の趣味だとか。お店を持たず、空き時間に編んで町のイベントで販売しているのだそうです。それにしてもハイクオリティ!ミトンはダブルニッティングの技法でリバーシブル仕立てです。普通に編む2倍の時間がかかります。
編み目も揃って美しく、ラトビアのハンドメイド技術の高さには毎回脱帽です!!!

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Saulkrasti Bicycle Museum

Saulkrasti district, Rīgas iela 44 a, Saulkrasti, LV-2160

Tel: +371 28883160, 29276832





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2016年6月1日水曜日

Sigulda(スィグルダ)の古い教会で出会った手仕事


 水辺に建つ教会にふらっと立ち寄りました。

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"ラトビアのスイス"と呼ばれるSigluda(スィグルダ)は渓谷や洞窟があり、自然が豊かな土地です。リガから車で約1時間、電車は便によって1時間~1時間半。日帰りで気軽に行ける美しい街です。


フラフラ歩いていると、赤い屋根の教会にたどり着きました。スィグルダ福音ルーテル教会、プロテスタントの教会で今も毎週礼拝が行われる生きた教会です。


えんじ色の素敵な絨毯。天井は空を現す水色と白のマーブルで塗ってありました。日本の教会ではなかなか見ない色使いです!


番をしているおばあちゃんに「寄付をして2階に上がっても良いわよ」と言われ、促されるままに上ってみました。わあ!素敵な眺めです。


パイプオルガンも見ることができました。そんなに大きくない教会ですが、ちゃんとパイプオルガンがあるんですね~。
そして、ラトビアらしい手仕事も見ることができました。



ボタンで絵を描くアーティストの作品展示。離れて眺めると点描画のようにも見えますが、近寄るとびっしりボタンが!使われているボタンをじっくり観察してみましたが、ラトビアのボタンについて書いた記事でご紹介したようなプラスチック製が殆ど。たまにシェルが混ざっていました。


そして!教会でも手編みのニットが販売されていました♡可愛い、とっても可愛いです。五本指の手袋は古くから伝わる”松ぼっくり”の模様です。リガの街なかでは余り見かけません。ハンドメイドなのに、信じられない程安いお値段が付いていて・・・ああ、買ってくればよかった。
手作りのものは二つと同じ物が無いのも魅力のひとつ。出会って心にビビビと来たのなら、逃さずお家に連れて帰ろうと思いました。

地元の人が集う教会で、地元の人が編んだニットを見て、ラトビア人にとっての手仕事の身近さをまた感じた出来事でした。




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