青い空に白い雲、緑濃いラトビアの夏。(でもちょっと寒い)
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Bauska(バウスカ)という、リガからバスで1時間半くらいの町にある"ルンダーレ宮殿"に行った時のことです。バウスカはゼムガレ地方の中心の町で、15世紀半ばリヴォニア騎士団が丘の上に強大な城を建設しました。
ルンダーレ宮殿は"バルトのヴェルサイユ"と呼ばれるバロック様式の宮殿です。サンクトペテルブルグの冬の宮殿を手掛けたイタリア人の建築家によって1768年に完成しました。中は豪華絢爛でなかなか見応えがあります!部屋数が多く、それぞれ意匠を凝らしたインテリアが見どころ。
その中の一室に「公のバスルーム」という小部屋があり、壁一面が白地に青のタイルで覆われていました。普通にスルーしそうになったのですが、タイル一枚一枚に聖書の場面が描かれていることに気づきました。じっくり見て行くと、ゆるーいタッチで分かりやすいイラスト。これが面白いんです!!
「きっと、この場面だろうなぁ」と分かったものからご紹介します♪
新約聖書、悪魔がイエスを誘惑した時に「人はパンのみで生きるのではない」と答えた場面。
新約聖書、嵐をしずめたイエスの話。弟子が起きて下さい~!と焦っているところ。
旧約聖書、モーセが山の上で神様から十戒をさずかった場面。
新約聖書、ヨハネによる福音書4章の有名なサマリヤの女の話。
最後の晩餐の時に弟子の足を洗うイエスの図。
…ここまでは分かったのですが、次はちょっと自信ないお題。
旧約聖書のソドムとゴモラ??振り返って塩の柱になってしまったロトの妻かな?
この2枚はそれぞれ味があってツボだったのですが、どの場面か分かりませんでした。
「わかるよ!」という方はぜひコメントかメッセージで教えて下さい!!!気になります!
そんなこんなでタイルを眺めて30分も経過してしまいました!クイズみたいでかなり楽しめたので、興味のある方は「公のバスルーム」で足を止めてみて下さい~。(他に素敵な部屋が沢山あるので、ここで腰を据えて鑑賞する人は全くいませんでした。笑)
このタイルはロシア製と解説に書いてありました。ロシアのキリスト教と言うとロシア正教の重厚なイコンがまず思い浮かぶので、このような可愛いものがあるとは驚きです。そう言えばヨーロッパにおけるステンドグラスも、字が読めない人々のために絵で聖書の場面を現していますね。
見どころが沢山あったルンダーレ宮殿、またテーマ別にご紹介できたらと思っています。
(天井やシャンデリア、壁紙が素敵だったので!)
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<7/25追記>
コメントやメッセージありがとうございました♪
「十戒はこっちじゃない?」↓という意見をいくつか。そうかもしれない!
一緒に謎解きして下さってありがとうございました~♡
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二回目の十戒を彫ってるモーセ。
返信削除復活して墓から出てきたイエス。
じゃないかにゃ?
Unknownさま
削除>2回目の十戒を彫ってるモーセ。
>復活して墓から出てきたイエス。
なるほどおおおぉ!!確かに墓から出てきた感あります!
モーセの頭に角っぽいのが生えているのが謎ですにゃー…