2016年2月23日火曜日

大混雑のベーカリー "Mārtiņa Beķereja"

ショーウインドーで目を引いた小さなベリーのタルト

たまたま見つけてふらっと入ったパン屋さんの紹介です。



大通りを散歩していたら目に入った"Mārtiņa Beķereja"の文字。Beķerejaってベーカリーかな、とこのくらいの勘は働くようになってきました。マルティンスさんのベーカリー、という意味だと思います。中を覗くと、店内でキティちゃんの傘をさす女の子が(笑)分かる。お気に入りの傘っていつもさしていたかったですよね!小さい頃。

ちょこっと何か食べたいな、と思って入店しました。



オレンジの制服を着たおばちゃんたちがどんどん注文をさばいていきます。レジの後ろにずらっと並んだラトビアパンと、大きいふたつのショーケースに入ったケーキは見ているとわくわくします。

ショーケース右上にくるみ型のお菓子riekstiņiが!
この大きな量りは町の至る所で見かけます。というのも、ラトビアでは野菜や肉・魚はもちろん、パンも"キロあたりいくら"という売り方をしているのです。(パンなどは一ついくら、という所もありますが)自分でこれは○○グラムくらいだから、大体値段はこのくらいかな、とあたりをつけて商品をレジに持っていっても、大抵外れます…経験が必要。



開放的な店内。レジの真上がロフトになっています。入口が見渡せる席に座りました。

半分食べたところで気づいて写真を撮りました…
持つとずっしり思いレーズンパンには、レーズンが限界値まで練りこまれています。強いシナモンの香り。お茶はハーブティ大国ラトビアのカフェにしては珍しくそこら辺で売っているようなティーバッグですが、パンと合わせて何とお値段€1.2です!
特別美味しいわけでもなく、至って普通。でもバリエーションが豊富で安価なパンは毎日食べられる条件を満たしています。だからでしょうか、ひっきりなしにお客さんが入ってくるのです。入口は大混雑。




どんどん増えるお客さん!大行列になりました。このお店はお持ち帰り用の可愛い紙箱も各サイズ格安で取り揃えています。

満席の中、 聴こえてくるのは殆どがラトビア語。首都リガに暮らすロシア人の割合はとても多いので、ラトビア語ばかりというのは結構珍しいかもしれません。(私がいた時がたまたまだったのだと思いますが。)沢山の人と知らない言語に包まれながらお茶をしていると、心地よい孤独を感じる事ができました。淋しくない孤独といいますか、独特の感覚です。

次は絶対これが食べたい!
あと、特筆したいのがラトビアでカフェに入ると皆当たり前のようにおしゃべりを楽しんでいること!日本のように複数人でいても全員ケータイをいじっている、そんな光景は見かけません。おひとり様のお兄さんも、真剣に目の前のケーキに向き合っています。これはいいなぁ。

"ケーキのご予約受け賜ります"というミニチラシ。
営業時間は平日7:30-20:00(休日は変わります)。働くリガの人々にやさしい、地元のベーカリーカフェでした。また行こう。


Mārtiņa Beķereja
http://www.bekereja.lv/lv/

Brivibas iela 80, Rīga, LV-1050
5店舗展開しているようです。私が行ったのはここ↑




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