2016年5月27日金曜日

リガ郊外のかごやさん "Pinumu Pasaule"


この形のかごは75歳になるマスターの作品で、世界中から注文が来ているものの年齢的にこれ以上沢山生産できないという貴重なものでした。

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暑い日が続いたと思えば急に冷え込み薄手のダウンに手を伸ばしたり、温度調節の難しいラトビアの初夏を迎えています。街中が緑に染まって、人々は毎週末のように郊外や田舎で過ごし短い夏を謳歌しています。

リガ郊外にある手編みのかごやさん、"Pinumu Pasaule"を訪れました。中心地から車で約30分、なかなか行きにくい立地ではありますが素敵な場所です。ここは自宅兼工房となっています。


ショップに入ると、床一面のかご!天井まで積み上げられる柳のかご。かきわけながら奥に進み、ひとつのこらずチェックです。こんなに沢山あるのに、不思議なもので自分に本当にしっくり来るかごというのはそう簡単には見つかりません。2年間探しているけれど、まだ「運命のかご」に出会っていないという友達もいるくらいです。



ランプシェードや乳母車などかご以外の商品もあります。乳母車、とっても可愛いです…♡



左のかごはパイン、右のかごはポプラを用いて編んであります。枠の留め方に注目!価格が安い代わりに作りも雑なものはここをホチキスで留めたりボンドで接着したりしてありますが、細いくぎで留めてきれいに処理されています。


世界中から日々注文が舞い込んでいるというこの工房、日本からの注文は特に多いそうでこの形は日本向けの特注だと聞きました。


窓辺に座っているおばさまは、本当に何でも知っています。無数に種類があるかごの中から一つ取って、「これはいくつ在庫がありますか?」「この形で他のサイズはありますか?」と色々質問をしましたが、全て彼女の頭の中に入っています。
「これはあと3つよ。」「これは編むのが特別難しい。」「これはもう生産しないの。最後のひとつ。」
何でも教えてくれる彼女の言葉を聞き漏らすのがもったいなくて、メモを取りながら沢山話をしました。

森の民芸市にも毎年出店されています。
森の中で出会ったら"Labdien!"(ラブディエン/こんにちは)と元気に挨拶をして、ラトビアのかごの世界を堪能したいものです!


※カード払いには対応していません。現金のみですが、”足りないなら近くにATMがあるから”と教えてもらいました(笑)





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