2016年5月8日日曜日

本好きは必見。ラトビア国立図書館 "Latvijas Nacionālajā bibliotēka"




旧市街を背にDaugava(ダウガワ川)を渡ると、三角の形をしたちょっと街に似合わない近代的な建物が現れます。これが、ラトビア国立図書館です。 NLL Buildingと呼ばれるこの建物は2014年に完成しました。ラトビア産まれの建築家、Gunnar Birkerts氏の設計によるものだそうです。



一歩入ると巨大なホテルのロビーのようなエントランス。ここは本当にラトビア??と思ってしまうような設備です。本を借りるにはIDカードかパスポートが必要ですが、閲覧のみの場合このカウンターでその旨を伝えると臨時のカードが貸し出されます。


荷物は全てクロークの奥のロッカーに預けなければならない決まりです。貴重品や筆記用具などは図書館専用の透明な手提げに入れる事で持ち込む事ができます。


中心の吹き抜けには、何階にも渡って古書の書架がディスプレイされています。どれもラトビアの貴重な書物なんだろうなぁ…と見上げていると、首が痛くなりました(笑)


12階まであるのですが、一般利用で登れるのは8階まで。図書館見学のツアーに参加すると、ガイド付きで最上階まで登れるそうです。旧市街を一望する眺めが素晴らしいとの噂…幻の12階!
地学、人文学、美術…専門分野ごとにフロアが分かれていますが、表記は全てラトビア語のみ。英語もロシア語もありませんので、この点が外国人にはハードルが高いです。
ラトビアには昔から歌い継がれる4行詩の民謡・Dinas(ダイナ)というものがあるのですが、それを全土から収集して体系的に分類した人物・Krišjānis Barons(クリシュヤーニス・バーロンス)氏の20万点以上のコレクションを収めたキャビネットを見る事ができます。「民謡の戸棚」と呼ばれるこのキャビネットはダイナを保管するためサンクトペテルブルグに特注で作らせたもので、現在集められたダイナは120万点を超えると言われています。



広いフロアに整然と分類された本。その殆どがラトビア語ですが、英語、ロシア語の本も置いてあります。辞書のコーナーが興味深かったのですが、ラトビア語は話者が少ない言語なのでアラブやアジアなどラトビアから遠い地域の辞書は、英語(もしくはロシア語)のものが殆どでした。



 あっ、ロシア語の万葉集!


図書館から旧市街に戻る橋の上からの眺め。最高の旧市街ビュースポットです☆

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NATIONAL LIBRARY OF LATVIA

Mūkusalas iela 3, Riga

見学ツアーの申し込みは, +371 22022920 へ電話
もしくは ekskursijas@lnb.lv へメール




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