2016年5月12日木曜日

土曜の夕方はパイプオルガンを聴く


待ちに待った春の訪れ。ラトビアの美しい、美しい、光に溢れたシーズン到来です!

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…というより初夏?春をすっ飛ばして夏が始まりそうな、スピード感あるラトビアの季節の移り変わりに戸惑いつつも、存分に楽しむべく日々外を歩いています。


写真奥に見えるSv.Jāņa baznīca(聖ヨハネ教会)は旧市街に位置するゴシック様式の古い教会です。 小さいけれど美しい教会で、最も古い部分は13世紀のものだそうです。
毎年5月~10月には毎週土曜日、パイプオルガンのコンサートが行われます。今年もコンサートシーズンが始まりました!
 


コンサートは16:00から約一時間。太陽が高い位置にあるので、窓から射し込む光が教会内部を明るく包んでいました。入口で聞いてみると、写真撮影OKとの事。


パイプオルガンは礼拝堂後方の2階にありました。小ぶりですが、音が鳴りだすと聴衆が皆ハッと息を飲み、姿勢を正したのが分かりました。お腹の底に振動を感じる重厚な低音の響き。天上の楽園を現しているかのような明るくて甘い高音。全身で楽しむことができました!


演目は、バッハから始まりラトビア人オルガニストAivars Kalējs(1951-)の作品、最後はフランスのルイ・ヴェルヌ。1時間弱のコンサートでした。日本では滅多に聴く機会のないパイプオルガンなので、1時間もオルガンの響きに包まれていられるなんて貴重なことです。
パイプオルガンはとても大きい楽器なので、教会と一心同体。箱がなければ設置すらできないのですから教会のために作られた特殊な楽器と言えます。コンサートを聴きながら天井を見上げ細部を眺め、ヨーロッパにおける教会の重要性について思いを巡らせるという知恵熱の出そうな夕方でした(笑)


礼拝堂の椅子側面にお花が!とっても可愛らしい萌えポイントです♡

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※このコンサートは入場無料ですが、ドネーション(寄付)によって賄われています。おばあちゃんの座る入口のかごの中へ"Paldies!"(ありがとう)の言葉とともに。




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