2016年3月10日木曜日

日本映画祭 大勝軒のドキュメンタリーを観たラトビア人の反応



2/25-28の4日間、リガの映画館で日本映画祭が行われました!

25日:武士の献立
26日:ラーメン侍
27日:ラーメンより大切なもの
28日:四十九日のレシピ
全て、日本の食にまつわる映画で、 私は3日目の”ラーメンより大切なもの”を観に行きました。



google mapに会場の住所を入れて、たどり着いたのがここ。とても映画館には見えないのですが…


中には沢山の上映映画の広告が。ここで合っているようです。この映画祭は入場無料なので、切符を買わずにそのまま中に入る事ができました。



豪華な階段を上って、会場へ。


足元にはヘッドフォンの沢山入ったケースが。映画は日本語・字幕は英語、さらにこのヘッドフォンからラトビア語の吹き替えが流れる仕組みです。

スクリーンに映されたのは、小さい汚いラーメン屋(失礼!)。下町の風景が続く中、時折東京の一面の夜景や大都市の様子が挟みこまれ、ラトビア人はこの東京の姿をどのように受け止めるんだろう、と映画を見ながら実は少し心配でした。
話の内容も、淡々としていてハリウッド映画のような分かりやすい起承転結も勿論なく、日本人の私はそれなりに楽しみましたがラトビア人にとっては…と複雑な思いだったのです。そもそもラーメンを大半の人は知らないし。

ところが、 映画も終盤にさしかかる頃、会場後方からすすり泣く声が。前の席の女性は目頭を押さえています。映画が終わると自然に拍手が沸き起こり、エンドロールが完全に終わるまで席を立つ人は一人もいませんでした。

ラーメンに人生をかけた太りすぎの日本人のおっちゃんが、ラーメンよりも大切にしていたものの話はラトビア人の心に届いたようでした。画面に映るのは日本のきれいな映像だけじゃない(むしろ汚い)のですが、このおっちゃんの生きざまは受け入れられていました。


9割方埋まった座席。皆さま、満足そうにコートを着て帰って行きました。

とても残念なのは、この映画を観て美味しいラーメンが食べたくなったとしても、ラトビアのどこにも本物の日本のラーメンが無い事。やっぱり皆に知ってほしいな、美味しいラーメンの味。



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