Pienene : 日本から世界へ　野呂栄作の糸

2016年3月3日木曜日

日本から世界へ　野呂栄作の糸

日本発、世界で愛されている毛糸があります。愛知県一宮市にある"野呂栄作"という会社が作る糸は"NORO yarn"の名称で海外でもおなじみ。何と生産された毛糸の2/3が海外で販売されているそうです！数ある糸の中からカラフルな段染めの"Kureyon Sock Yarn"でスカートを編んでいます。

オレンジ、赤、黄色、緑、紫、藍色と移り変わっていく糸！眺めているだけで満足できてしまいそうな可愛らしい糸玉です。
このColor No.185は野呂栄作が出しているパターンブック掲載のスカートの指定色で、大人気の色でした。私が編み物を始めたのは"野呂スカ"(野呂スカートの略)の一大ブームがはるかに過ぎ去った後で、当然この人気色は日本のどこにもなくて。
インターネットで見つけた海外の色々なお店に問い合わせましたが取扱は終了していて、だめか…と思っていた時にドイツのコミュニティサイトが検索に引っかかり、ダメ元で海外発送は可能か聞いてみたところOK！ついについに手に入れる事ができました。(書いていて自分の情熱にちょっと呆れました…)

"Kureyon Sock Yarn"の名前の通り、クレヨンで色を塗ったようなムラとかすれた感じが上手く表現されていて、これは糸玉じゃなく編んでみないと分からない発見でした。
5段はぎのティアードスカートで、引き返し編みでAラインを作ります。ひたすらメリヤスなので飽きるかと思ったらこれが全く大丈夫。色がどんどん変わるのがおもしろくて、黙々と編んでいます。
本当は4玉必要なのですが、入手できたのが3玉だったのと、私の身長がとても低いので段数を大幅にカットして短めに仕上げようとアレンジしています。

なんとなんと、リガの旧市街のニットのお店・HobbyWoolでも野呂栄作の取り扱いがありました！こんな小さい国にまで届けられて愛されている日本の糸。うーん、誇らしいですね！他の立派な輸入糸ブランドの中でもNORO Yarnはライトアップまでされて、堂々と良い位置に置かれていました。

スカートはあと一段＆ベルトを残すのみ。早く完成させて着たいです。