2016年8月5日金曜日

かごを持って早朝の森へきのこ採りに!



小さい頃おじいちゃんにきのこ採りを教わったというラトビア人の彼は次々ときのこを見つけ、いつの間にかかごの中は大量でした。

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ある晴れた日の早朝5:00。友人の誘いで森へきのこ採りに行きました。


朝の森はしんと静まりかえり、朝日に照らされていました。


足元はふかふかの苔。クッションの上を歩いているみたいです!私はきのこ採りは初めて。森を歩く経験も今まであまり無かったので、とにかく全てが新鮮でした。
ラトビアの人にとって森は身近な存在です。首都リガの住人にとっても。ラトビアは車で20分も走ればきのこの採れる森に着く、コンパクトな国。人々にとって自然の中で過ごすのはごく当たり前の事なのです。

「東京の人も週末はきのこ採りに行く?」と聞かれ、「一般的には行かない」と答えたら驚かれました。


きのこは足元の苔をはがしたところに生えているんだ、と教わりました。湿った所が大好きなので、晴天が続くと採れません。ラトビア人には「よし、今日なら採れる!」という嗅覚も備わっていて、お誘いは突然です(笑)


森には野生のブルーベリーの茂みが。しゃがんですきなだけ食べても良いし、摘んで集めても良い。友人はその場に座ってもくもくと小動物のようにベリーを摂取していました。私も真似っこ。全然酸っぱくなくて、小粒で美味しいです!

 
赤いきのこを発見!このように、きのこはナイフで切り取ります。根元から抜いてしまいさえしなければ、また次のきのこがすぐ生えてくるのだとか。
私にはどれが食べられる種類なのかさっぱり分からないので、発見する度に友人を呼んで確認です。これはとても大切な事で、年間何人もきのこの毒で死んでるのよ、と言われました。小さい頃から親やおじいちゃんおばあちゃんに連れられてきのこを採っているラトビア人はとても詳しいので、彼らと一緒じゃなければ怖くて行けません…。
 

超立派な双子のポルチーニ!見つけた時は興奮と感動で血が騒ぎました(笑)


合わせて350g!こんなポルチーニ、日本ではお目にかかった事がありません!やったー!!

きのこを見つけるのはとても難しい。森を歩けばホイホイ見つかるものでも無いのです。じっと目を凝らして、近くをしっかり見ながらも全体を見渡してゆっくり歩きます。私が1つ見つける間に彼らは10本採っている。こればかりは養われた目が必要です。

更に、早朝に行かないと次々とライバルが出現します。市場で売るために採りにくるセミプロ(?)のおばちゃんと猟場が重なると、あらかた採りつくされているのだとか。


私の採れ高。4時間粘っての結果です。冒頭のラトビア人のかごと比べるとえらい違い!でも自分で歩いて見つけたきのこ。十分満足でした。民芸市で買ったかごがベリーの色に染まって、ちょっとだけ「使いこんだ風」になったのも満足♡ラトビア人が日常生活で長年使ったかごは「育って」いてとても魅力的なので、私のかごもそのように育てたいなと思います。


帰宅したら採ったきのこを図鑑で調べ、確実に食べられるか全て確認。(今回は友達が調べてくれました)安全を確認したら、その日のうちに調理するか干すかして処理します。苦味の強い種類は1日水にさらしてアク抜きする等、帰ってきてもやる事は沢山。
それでも森のきのこ採り、また行きたい!と思わせる魅力的な1日でした。



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