Ligoでは森や野原で野の花を摘んで使います。
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さて、ラトビア人が1年で一番楽しみにしている日。それが夏至祭"Ligo"です。
夏至は1年で最も陽が長く、夜が短い日。
毎年6/23、24が祝日になっていて、 23日の夜は白夜の空の下一晩中を家族や友達と過ごします。
歌って踊って、ビールを飲んで、キャラウェイチーズを食べて。もちろん、おしゃべりも。
そんなLigoにまつわる葉っぱについて、ラトビア人から教えてもらいました。
1) Pīlādzis -ナナカマド
夏至祭が近づくと、街の色々なところで目にするナナカマドの枝。
Ligoの日にこれを扉に飾っておくと、その1年悪いものから守ってくれるそう。
家々のドアにオーナメントにして飾られたり、枝の束が立てかけられたり。
旧市街のステーキ屋さんでも、写真右端の青い壁に立てかけてあります。
2) Kalmes - 菖蒲
おばあちゃんが持っているながーい葉っぱ。これがKalmesです。
ラトビアの夏至で使う菖蒲はレモングラスのようなあまーい匂い。
一枚一枚葉をはがしていった中心の柔らかい茎は食べられるそうで、子供の頃母親の目を盗んでパクパク食べたそうです。
口に入れるとフワ~っと口いっぱいに爽やかで甘い香りが広がりますが、そんなに美味しいものではありませんでした(笑)
「Kalmesには2種類あって、甘い匂いのしない方は食べちゃだめ」だそうです。
"Kalmes"を英語とロシア語のgoogle翻訳にかけてみたところ"菖蒲"と出たのですが、これは果たして日本の菖蒲と同じものなのか?分かりません。
刻んで床に撒いて使います。床から甘い匂いが立ち上ってとても良い気分になれるそう。
また、部屋の邪気を払うとも言われています。
3) Papaldes - シダ
こんな言い伝えがあります。
"Ligoの晩は、愛し合う男女がPapaldesの花を探しに行く事が許されている"
2人はシダの花を探しに出かけるのですが、シダは花をつけない植物。
つまり…
夏至祭の夜は花が見つかるまで帰って来なくていいよ、と言うこと。
ロマンチック!!!!!!
男女を冷やかすときラトビア人は、「Papaldes探しに行って来いよ!」という風に冗談で言うそうです。
4) Ozols - 樫
出典:http://www.latvia.travel/en/article/janis-day-celebrations
Ligoでは女性と子供は花の冠、男性は樫の葉で作った冠を頭に乗せて踊ります。
この木はラトビアで愛されていて、国中で様々なシンボルや企業のマークにも使われています。
夏至に家を装飾するために最も多く使われるのが白樺と樫の枝だそうで、逆にハンノキとアスペンツリーは邪悪を運んで来るとして決して使われないそう。
花瓶にさしたりかごに盛ったり、花束にして持ち歩いたりと大活躍です。
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