2016年6月20日月曜日
おばあちゃんの手織りのリネン
蚤の市で見つけた民族衣装を着た女の子のリネン。
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6月23日から24日にかけての夏至祭に向けてリガでは様々なイベントが毎日開催されています。
ところが、先日はまるで台風のような強風で街を歩くのも恐ろしい程。
結局その日のイベントはキャンセルされるなど、残念だったのですが…強風の中でも、公園でポツポツと夏至祭準備のための市が立っていました。
Ligo(リーゴ)という夏至祭ではハーブが大切な役割を担っています。そんなグリーンを売る屋台。
ドライにしたもの、鉢植え、色々です。
そんな中、公園のすみっこにポツンと出ていたおばあちゃんのお店で足が止まりました。
大判の美しいリネンのクロスが売っていたのです。
リガでリネン商品は沢山あるものの、ビビッと来るものはそう多くはないので「おっ!!」と思って近づいてみました。
リネン×コットンで織られているこのクロスは、表と裏で色の出方が違います。明るいのと暗いの、どっちもいいなぁ、どっちにしようかな、と近づいたり離れたりして迷っている中で、おばあちゃんとお話する事ができました。
実は、せっかくきれいなリネンなのに縫製がちょっと雑なのがで残念でやめようかな、と思ったところでした。
おばあちゃんがぽつりと話し始めたところによると、このクロスは彼女が手織りしたとのこと!
「今はもう腰も曲がって織り機の前には座れない年金生活者だけれど、これはもう少し私が若かった頃に織ったのよ。今までの人生、必ず何かを作るために手を動かして生きてきたわ。」
それを聞いたら、どうしてもこのクロスが欲しくなりました。
おばあちゃんの人生の一部を分けてもらえるような気がしたのかもしれません。
クロスの表面。模様がきっちり間違いなく織ってあります。色の濃淡もきれい。
何より大判の正方形なので何にでも使えそう!
これは大事にしまっておくより、生活の中で使ってこそだな、と思いました。
リネンの代金を受け取ると、鞄の中からぶ厚いボロボロのノートを取り出したおばあちゃん。
鉛筆で丁寧に、日付と値段を書きこんでいました。彼女の売り上げ台帳です。
また会えるといいな。
そしてもうひとつ。蚤の市で出会ったおばあちゃんから購入したリネンです。
これも、ラトビアの手織り。古いものだそうで、「匂いをかいでみて。森の香りがするでしょ!」と言われたのですが私には暗い納屋の匂いがしました…笑
でも、洗えば問題なし!リネンらしくパリッとしてくれました。
夏至祭を目前にして民族衣装の女の子のリネンが手に入り、とっても嬉しい気分♡
リネンと言えばリトアニアだけど、ラトビアのリネンもなかなかやるな、と思った次第です。
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