2017年1月13日金曜日

ソ連のクリスマスツリー用ガラスオーナメントと「賄賂」…?


とっても可愛いものをご紹介しましょう…♡

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ロシア系の友達のお家で夜ご飯を食べました。カフェのようなお部屋で目に飛び込んできたのが奥にあるクリスマスツリー。

ソ連時代、クリスマスツリーは宗教と外国の象徴として禁止されていた時期がありました。その後、政府の政策によりツリーを飾る事が許されましたが新年のお祝いのため、という名目でした。ロシア正教ではユリウス暦という旧暦を使っているのでクリスマスは1月7日。宗教は弾圧されていたのでクリスマスの代わりに「新年」にモミの木を飾ることになりました。そのため今も1月にツリーを飾る習慣があるのです。
(ちょっとややこしいので説明は簡略化してあります)


友達のツリーに飾られていたのがこれ!ソ連時代に作られたビンテージのオーナメント。これ、1mm以下のうすーい吹きガラスでできているんです!!ツリーには似合わないような面白いモチーフが多いのがソ連オーナメントの特徴。


鳥。かわいい可愛いー!!


「え!食い倒れ人形でしょこれ!!」と日本チームが盛り上がったこのオーナメント。ペトルーシュカというロシア版ピノキオのようなものだそうです。食い倒れ人形の画像をスマホ検索して差し出してみましたが、全力で否定されました。笑


タリンのアンティーク市や、ラトビアでも色んなところで見かけていたこのオーナメント。しまったー、こんなに可愛いものだとは気づかなかった…

という事で、探しに行きました!



人の全然いない中央市場の奥、ガラクタ売りのお店。ここにあるのを覚えていたので迷わず突入!ある人によれば「中央市場の奥には野良犬とルンペンしかいない」そうですが、私にとっては楽しい場所なのでよく通っています。


夢中で選んでいたら顔見知りのガラクタ売りのおじさんが来て、店主に「ねえ、この子僕の友達だから!安くしてあげて!君もピーナッツ食べたでしょ?あれ、この子がくれたんだよ!」

…そう、前に来たとき食べきれないピーナッツをこのおじさんにあげたのです。この一言でごっそり買いこんだ私のオーナメントのお会計はびっくりする程安くなり、ソ連のいわゆる「賄賂」の効力を感じたのでした…

【ピーナッツをあげたおじさんの話は☆こちら☆


ひとつずつ数えながら包んでくれたおじさんたち。家で開けてみたら一つも割れていませんでした。ありがとう。


きゅうり、ソ連の赤い星、金魚鉢、オウム、いちご…など色んな面白い形があります。
次のクリスマスが楽しみです!!!

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<追記>
別の日にまたガラクタ売りのおじさんに会った時、「僕の小さい頃一番好きだった歌はこれだよ!」とザ・ピーナッツの「恋のバカンス」ロシア語バージョンを歌われました。びっくりしました。笑



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