2016年12月15日木曜日

「ラトビアのミトン 日本語版」買いました!"神様のミトン"のエピソード


我慢できるわけがなく…

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旧市街の市庁舎広場近くにあるラトビア民族衣装センター"Sena Klets"(セナークレーツ)では新しく出版された「ラトビアのミトン日本語版」を購入する事ができます。
ラトビア語で書かれたものが英語、ドイツ語、日本語に翻訳され、セナークレーツから発行されているので、いわば本店で購入?した事になります♡お値段は約25ユーロ。オールフルカラー、写真と図版がふんだんに使われていてこの値段は安い!です。


「ラトビアのミトン」に収録されているミトンは全て数名の編み手たちがこの本の為に各地で所蔵されているミトンを編みなおしたものです。そしてそのミトンがここにあります。


折角の機会なので、私がこの本から編んだミトンを持って行きました。見本と比べてみようかと思って!いざ!


大きさが全然違う!右がセナークレーツの展示ミトン、左が私のミトンです。
同じ図案を使っていて、おそらく毛糸もラトビアウールの2plyで同じだと思います。ここまで違うと笑っちゃいますね。展示のミトンはきっちりみっちり編まれています。がっくりしましたが、大変勉強になりました…!!


このお店では展示してあるミトンの他に販売用のミトンもあるので、ラトビアのスペシャルな編み手がきっちり編んだミトンをお求めの方はセナークレーツがおすすめです。

さてさて、すでに英語版を持っているのに日本語版の購入に踏み切った大きな理由が「翻訳者」でした。


私はてっきり英語版を日本語版に訳したのだと思っていました。ところが、この本はラトビア語から日本語に訳された本だという事が分かったのです。翻訳者は黒沢歩さん。長くラトビア大学で日本語を教えてらした方だそうです。
ラトビア語話者は全世界に約190万人ほどしかおらず、そのラトビア語から日本語にこんな分厚いミトンの本を翻訳されたなんて、とにかく驚きです!この事実だけで日本語版を買う意味というか、価値を感じたので迷わず買ってしまいました。

この本の冒頭にとっても素敵なエピソードが載っていました。
ラトビアのある地方に言い伝えられた民話として「神様が生き物を作ったとき、まだ猫はいなかった。神様がミトンを地面に投げつけた時猫がうまれたのでこの地方では猫の事を”神様のミトン”と呼ぶ」というものがありました。
これが何だか素敵すぎて、この部分だけ繰り返して読んでは嬉しくなったり感動したり、ほっこりしたりしています。





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2 件のコメント:

  1. ふっと目にした旅広告で、このお店で見学&買い物するツアーがあったので、これからラトビアミトン&バルト三国ブームになる予感です(すでにブームかも?!)。
    編んだミトンと実際に比べて写真を撮るMeiさん、お茶目です♪(○^^○)
    比べた写真を見ると、展示作品はきっちり堅めな目だということが分かりやすい!

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    1. えー!そんなに注目されているお店なんですね。納得です。ここでは民族衣装の生地の量り売りもしてくれますよー!
      こんなチャンスあまりないと思って…つい比べてみました笑。きっちり堅めなのに、編み地には一切ストレスを感じないどころかゆったり見えるんです。ラトビアの手仕事には驚くばかりです。

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