2018年8月21日火曜日

ラトビアのミトンと私の編みもの・1

お久しぶりです!
実は、ある事件があってラトビアに思いを馳せるのが辛くなっていました。

景色も人も文化も、美しい国ラトビア。
大好きなラトビアの建国100周年記念「歌の祭典」グランドフィナーレのリハーサルチケットを持っていました。
友人が、チケット争奪戦に参戦して勝ち取ってくれた大切な券です。

歌の祭典を見て感じて、そしてラトビア建国をお祝いするために、7月に私はラトビアにいるはずでした。
なのに!
諸事情で直前でキャンセルせざるを得ませんでした。

ショックと悲しさと悔しさと友人への申し訳なさでいっぱいで、その気持ちを引きずり、"ラトビア"という文字を見るのさえ辛い時期を過ごして…

…その傷を癒してくれたのも、また、編みものでした。
ひと針ひと針夢中で手を動かして、やりきれない思いを少しずつ消化する事ができました。


私はラトビアのミトンが大好きです。
いくら眺めても飽きない細かい編み込み、柄の配置、一対のミトンに込められた思い。
継承されてきた編み手の技術、伝統模様。

それを自分の周りに伝えられたらいいな、とお店(実店舗pienene)ではミトンを含むラトビア雑貨を扱っています。そこで気づいたのが、日本の生活、特に私の暮らす地域では"ミトン"というものは人々の生活に残念ながらあまりマッチしていないという事でした。

繊細な編み込みによる暖かい編み地は、神奈川の冬には少し暑すぎる。
外で毎日触るスマホは、ミトンをはめていては操作できない。
そして何より先っぽが三角のミトンは、手袋として馴染みがない。


こんなにも愛らしく、こころ踊るラトビアのミトン。
せめてこの伝統模様を生かして私たちの生活の一部に彩りを与えてくれるものを作れないだろうか。
少しでも、手のひらに乗る小さな小ものからラトビアを感じる事はできないだろうか。

その思いから、私の編みもの活動は続いています。

2に続きます





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